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大倉~三ノ塔~塔ノ岳~大倉 丹沢表尾根周回コースを行く [山行]

○平成25年9月28日(土)
自宅4:00-5:35大倉バス停6:30-7:00三ノ塔登山口7:10-8:00牛首8:10-9:10標高990m 9:20-9:50三ノ塔10:40-11:10鳥尾山11:10-11:55行者ヶ岳11:55-12:20新大日12:30-13:05塔ノ岳13:10-13:40立花山荘13:40-14:15堀山の家14:25-14:40駒止茶屋14:40-15:10見晴茶屋15:15-15:35観音茶屋15:35-16:00大倉バス停-自宅
歩行距離:16.3km 所要時間:9時間30分(歩行:7時間40分 休憩:1時間50分)

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 丹沢は今回で通算21回目となる。還暦を過ぎると体力は落ちる一方なので体力維持のため登るようにしているが、体力増強まではいかず維持で精一杯である。今年は9回目となる。大倉から塔ノ岳ピストンが多かったが、10月の連休に北アルプス薬師岳を予定しているので、トレーニングを兼ね三ノ塔から塔ノ岳を経て大倉に戻る周回コースを行くことにした。
 

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 朝食をすまし自宅を4時に出発。首都高、東名高速を経て大倉にある民間有料駐車場に着いたのが5時35分。この駐車場は収容台数37台と比較的少なく7時頃には満車になるので早く着くのにこしたことはない。妻がまだ寝たいというので車で少し仮眠し6時30分出発。

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 右の頂が三ノ塔尾根の突端、ここを登る。左の尾根が大倉尾根、通称バカ尾根でここを下ってくる。大倉尾根の上に鍋割山が見える。

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 水無川に架かる人道橋、風の吊り橋を渡る。水無川は最終的に酒匂川となって小田原市内を通り相模湾にそそいでいる。
 天気は快晴早く登って展望を見たい。
橋を渡り右に折れコンクリート舗装の林道を行く。このルートは三ノ塔へのサブルートなので、人が少なく三ノ塔まで二人しか出会わなかった。

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 30分ほどで林道経由と登山道経由の分岐点に着いた。登山に来たので登山道経由で行くことにした。

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 緩い傾斜の尾根道を1時間歩き再び林道と合流し牛首に着いた。林道はここで通行止めとなっていた。

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 こんな感じの登山道が続く。

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 木道、階段などが老朽化しているので改修工事をしているらしい。ふと気がつくと登山道の所々にオレンジ色のテープとラベルがついている。

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 よく見ると改修工事の番号と必要な資材が記してあった。このテープとラベルは塔ノ岳までついており番号は250番台となっており、改修は250箇所程度行われるらしい。

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 改修用の丸太が荷揚げされていた。この丸太は背負子を使って人力で荷揚げされるのだ。三ノ塔でこれらを荷揚げした人たちが休んでいた。

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 三ノ塔に近くになると急登となりこれを登りきると視界が開け、9時50分三ノ塔に着いた。360度の展望、今までで最高の丹沢の景観だ。カメラではこの感動を表現するのは難しい。一応パノラマ写真にしてみた。正面に富士山、右に塔ノ岳、そこから左にら伸びる尾根が大倉尾根、その向こう側に鍋割山からの尾根が見える。富士山の裾野の左にある山塊は愛鷹山、その手前の山塊が箱根の山々で一番左に金時山が見える。

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 さすがに人が多かったがその中に登山道改修用の丸太を荷揚げしている人達が一服していた。大変な仕事だと思う。下世話な話だが日当はいくら位もらっているのか気になった。

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 三ノ塔に咲いていた大薊の花。高さは1m位になるらしい。

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 三ノ塔から鳥尾山を望む。
 三ノ塔で昼食をとり10時40分、鳥尾山に向かう。

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 行者ヶ岳から鳥尾山を望む。奥が三ノ塔だが、塔というよりお椀みたい。なぜ塔なのだろうか調べたら、昔神様がこの付近の頂、三箇所に神燈を灯してそれぞれ一ノ燈、二ノ燈、三ノ燈と云われていたが、いつしか燈が塔に転訛したとのことだ。

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奥が天下の険、箱根山。
 日本の大動脈、JR東海道線、東名高速道は箱根山を突っ切ることはできず迂回している。JR東海道線は箱根山の南側、写真の左方向で海側へ迂回し熱海で方向を右に変え丹那トンネルを通り三島へ至る。東名高速は箱根山の北側、写真の右方向へ迂回し御殿場を経て三島に至る。なお昭和9年の丹那トンネル開通前は今の御殿場線が東海道線として使用されていた。
 丹那トンネルは大変な難工事で、トンネル上部の丹那盆地の水を枯らし、事故で67人が死亡し完成までに16年を要した。文字通りの命がけの工事だった。(吉村昭著「闇を裂く道」を読むとよくわかる。)

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 鎖場もある。

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 13時5分、やっと着いた塔ノ岳。後ろは大山。腹が出てる、今度から腹を引っ込めて写真を撮ろう。

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 塔ノ岳から見た富士山。
 富士山山頂と雲が重なり噴火したように見える。(なにこれ珍百景に投稿してもダメかな。)

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 花立山荘からの下り階段。まだ先は長い。

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 堀山の家に着いた。先は見えた。

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 堀山の家にこのポスターが貼ってある。超人、塔ノ岳登頂4,000回の人。私も3回お会いしたことがある。ラジオを鳴らしながら登っていた気さくなおじさんだ。
 私は通算21回登ったが、この他にも私なんか足下にも及ばない人が多数丹沢にいる。ただただ驚くばかり。

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 観音茶屋へ着いた。残りわずかだが、膝も痛く足はへろへろ、膝から下に力がはいらず心許ない。なるべく歩幅を小さくして歩く。

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 16時、大倉バス停到着。疲れた。

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 とろろそばを食べた。二種類のそばが食べられおいしかった。
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コメント 2

いっとく

mogurinさん、お久しぶりです。
「塔の岳」の登山が通算で21回とは、すごい数ですね。
4,000回も登っている人は、きっと、荷物運びの剛力さんなんですね。
パノラマ写真は全景が伝わって、いい感じです。
私が今使っているカメラは、パノラマ写真のつなぎ合わせ機能が劣り、うまく編集できずにいつも残念な思いをしています。
噴火したように見える富士山の写真も良かったです。
冠雪した富士山であればなおさら良いのでしょうが、そういう場面は過去に沢山見られているものと思います。
ところで、膝関節痛に悩まされているようですが、実は私は、いつもの“連れの先輩”から“ガラスの膝”と言われているところです。
今では、膝サポーター(mueller[ミューラー])を装着して山登りをしています。
特に長い下り坂では、少し痛みが軽減されます。
気休め的な効果ですが、一度検索してご検討されてはいかがでしょうか。
ブログへの写真投稿で、写真を一覧にレビューできる使い方があったんですね。
今度、勉強します。

by いっとく (2013-10-11 07:23) 

mogurin

いっとくさん、コメントありがとうございます。
パノラマ写真はソフト(フォトショップ)で合成し、明るさ、コントラストを調整して作成しましたが結構面倒でした。
膝サポーター試してみます。情報ありがとうございました。
by mogurin (2013-10-16 05:01) 

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